ゲーミングPCのBTOおすすめ構成

【どのパーツを優先すべきか?】

3Dゲームをプレイする際にあたって重要なパーツが3つあります。

まず1つめにグラフィックカード
これはゲームをプレイする上で一番大事です。
グラフィックカードがなければ、
多くの3Dゲームは快適にプレイできません。
グラフィックカードのメリットは描画性能の向上が挙げられます。
また、CPUが負担していたグラフィック描画の処理を代替してくれるので、
CPUが性能をより発揮できるようになります。
つまり3Dゲームをプレイする際に必要な要素を
グラフィックカードを増設することで確保できます。

2つめにCPUです。
CPUを高性能の物にすれば全体の処理速度が早くなります。
基本的にはその時点で最新の上位CPUはゲームタイトルに対して
オーバースペックであることが多いので
4コアCPUのCore i5、Core i7を選択しておけば
ほとんどのゲームの発表している推奨動作環境はクリアするでしょう。

3つめにメモリーです。
これはデータなどを一時的に記憶する領域です。
データ容量の大きいゲームであるほどメモリーが必要な傾向にあります。
3Dゲームをプレイしたい場合には現状では最低8GBの容量があれば足ります。

上記以外で細かい点を言えば、
電源はグラフィックカードに見合った容量が必要です。
BTOパソコンであれば、万が一電源容量が不足していれば
ショップが電源不足を指摘してくれますので問題ありません。

エアフローに応じたかっこいいゲーミングケースも
ケースが選べるBTOパソコンショップであればおすすめです。
自作、BTO初心者の方にオススメする構成を3つ紹介します。

①低予算の構成

PCケース 任意
CPU Core i5
マザーボード 任意
メモリー 8GB
SSD 120GB
HDD 任意
グラフィックカード GeForce GTX1050~GTX1060
OS Windows 7/Windows10
電源ユニット 550W以上、80plus認証取得電源
合計金額 約10万円前後

低予算においては上記が目安になります。
この構成の着目すべき点はなんと言っても、
ショップによっては10万円を切るかもしれないコスパの良さ、
3Dゲームをプレイする際の
最低限の動作環境を満たしている所でしょう。

HDDではなくSSDを搭載することにより
ゲームがHDDの読込みで遅延するような場面を大きく減らせます。
以前はコスト的にSSDをHDDに置き換えることできましたが、
SSDが今現在安価になってきているのでSSDを基本搭載し
容量が足りない場合はHDDを検討した方がいいでしょう。

電源は80plus認証がついているものが望ましいです。
電力消費が激しい構成ではないですが、
それでも高負荷状態では電力消費は高くなります。
パソコンの安定稼働という意味でもBronze認証、
できればSilverやGold認証を取得していれば安心感があります。

パーツを選択した段階で、
自分の考えている予算感よりも安ければ
CPU、グラフィックカードのグレードを上げてもいいでしょう、
費用分の性能向上が見込めるでしょう。

逆に予算感よりも高ければパーツの見直しをする必要がありますが、
この構成は最低限の構成になりますので
これ以上の見直しは厳しいところです。
「CPUをCore i3にする」「ケースやマザーボードのグレードを落とす」
といった方向で検討を進める必要があるでしょう。

②標準的なゲーミングパソコンの構成

PCケース ゲーミングケース
CPU Core i7
マザーボード 任意
メモリー 8GB~16GB
SSD 256GB~
HDD 1~2TB
グラフィックカード Geforce GTX1070
OS Windows 7/Windows 10
電源ユニット 600W以上 80Plus認証silverあるいはGold
合計金額 約15万円~

標準的なゲーミングパソコンの構成です。
現行のゲームの推奨環境を余裕を持ってクリアしています。
比較的ハイエンドな構成で大体のゲームはこの構成でプレイできますが、
4K出力でゲームをプレイする場合には厳しい構成です。

SSDは予算の許す範囲で容量の高いものを選択していきましょう。
また、現在はOS・アプリ用、ゲームインストール用と
SSDを分けて運用するユーザーも多いようです。
HDDは1~2TBとしましたが、必要に応じて増減させてください。

電源に関してはこのクラスのグラフィックカードですし、
このクラスのグラフィックカードを搭載するユーザーは
ゲームもより多くの時間プレイするでしょうから、
安定性という意味でsilver認証以上の電源が望ましいです。
電源容量の目安としては、
GTX1060なら550W、GTX1070なら600Wが目安といったところでしょうか。

ケースについて、
ほかのパーツよりも合計金額に対する比重が軽いため、
好きなものを選択していいでしょう。
ただし、各種パーツを増設・取り替える場合を考慮して
それらがしやすいケースの方がいいでしょう。
また、内部ができるだけ広くエアフローの期待ができる構成の方が
ゲームをする上でより望ましいと言えます。

パーツを選択した段階で予算より下回れば問題ないですが、
上回った場合にはCPUやグラフィックカードの見直しを行いましょう。

③ハイエンド構成

PCケース サイズに余裕のあるゲーミングケース
CPU Core i7
マザーボード ゲーミング仕様のマザーボード
メモリー 16GB以上
SSD 256GB~512GB
HDD 2TB~4TB
グラフィックカード Geforce GTX1080(もしくはGTX1080 SLI)
OS Windows 7 Pro/Windows 10 Pro
電源ユニット 1000w以上 80Plus認証Gold
合計金額 約25万~

非常にハイエンドなゲーミングパソコンの構成になります、
この構成は4K出力でゲームをプレイすることも可能です。
ただし非常に高価です。

金額の多くがグラフィックカードで占められます、
ここは妥協できない部分なので最上位のグラフィックカードを搭載しましょう。

SSDは大容量のものを2つくらい用意し、
OS・アプリ用、ゲームインストール用に分けましょう。
大容量のSSDを搭載するので、
HDDはデータを多く保存する人以外は必要ないかもしれません。

グラフィックカードの負荷が非常に高く、
CPUもグレードが一番高いものを使用すると非常に電力を消費するので
1000Wクラスの電源を用意しましょう。
この電源容量では大抵80PLUS Gold認証を持っています、
これより上の認証はPlatinum認証、Titanium認証になりますが
コストパフォーマンスが必ずしも良いとは限らないので
実用的な範囲でGold認証の製品をお勧めします。

金に糸目をつけない構成ということになりますので、
パーツのグレードダウンといったことは考えないかもしれませんが、
CPUや電源、SSDといった部分でコストカットは可能ですので、
ご参考いただければと思います。

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