以前の記事でBTOパソコンについての説明をしたとき、
自作パソコンとの比較を簡単に行いました。
BTOパソコンとは
本記事ではもう少し突っ込んで自作PC、BTOパソコン、
既製のメーカー製PCについてのメリット・デメリットについて考えていきます。
自作PCのメリット、デメリットについて
◆メリット
・組み立てる際に自由度が高い
・後からパーツを増設できる
・自分でパーツを見て購入できる
◆デメリット
・パーツ知識、パソコン組立の知識が前提として必須である
・故障の時の対応がパーツ保証のみとなるため手続きが煩わしい
自作パソコンは何でも自由に選べる反面、
知識や経験を要求される場合が多いのが特徴です。
正しいパーツ選択をはじめとして、
OSのインストールやネットワークなどのセットアップ、
故障などのトラブル発生時の対応など
すべきことを全部自分で対応しなければなりません。
とりわけトラブル対応や保証回りが手間になると思われます。
一方で拡張性はかなり高いため、
パソコンを運用していく過程で
必要になるパーツをどんどん組み込むことも可能です。
BTOパソコンのメリット、デメリットについて
◆メリット
・既成のメーカー品のPCよりも自由度が高い
・自作する手間が省けるので時間、労力がかからない
・自作よりは費用はかかるがそれほど割高ではない
・自作同様に後からパーツを増設できる
◆デメリット
・ある程度のパーツ知識があるほうが望ましい
・ショップによって価格差が大きい
・ショップのサポート体制が不安、あるいは不安定
・安い商品にはメーカーブランド品以外の
パーツが利用されるため粗悪品が混じることがある。
保障に関してはセンドバック型(送料自己負担で修理は無料)の
1年保証がついているのが普通です。
ショップによっては5年までの
保証オプションを用意しているところもあります。
その期間内は故障したパソコンを送り返すだけなので、
ほぼ問題ないと言えますが
故障に際しての問い合わせ対応やヒアリング対応は
ショップによって千差万別ですので
なるべく評判の良いところを選んだほうがいいでしょう。
よって、デメリットの上2つに関しては
ショップを吟味することで回避できるかと思います。
メーカーブランドのパッケージ品以外のパーツをバルク品と言いますが
これは性質上不良品の発生率がどうしても高く(なので安い)
仕方ないものと割り切ったほうがいいと思います。
既成のメーカーパソコンのメリット、デメリットについて
いわゆる家電量販店のパソコンコーナーにあるパソコンです。
◆メリット
・導入の際にパソコンに関する知識をほぼ必要としない
・保障などがコミコミになっていて安心
◆デメリット
・パーツの自由度がない
・値段が高い
・保証対応の即時性に不安がある
市販のパソコンにはただ買って使える便利さがあります、
初心者向けのセットアップソフトなども充実しているため
利用に際して戸惑うといったことはないでしょう。
購入時にメーカー保証に加入するのはBTOパソコンと一緒です、
BTOパソコンよりもメーカー製品の方がより長い保証であることが多いです。
(修理対応はプロダクトライフサイクルが切れるまで
対応してくれるメーカーが多いようです)
しかしCPU、メモリ、ストレージ(HDDやSSD)などの選択はできますが、
それ以外のカスタマイズは全くできない場合がほとんどです。
また大企業の宿命と言えますが、
保証対応も手元に戻ってくるまでに時間がかかるケースが多いようです。
それはサポートセンターが国内にある企業でも同様なようです。
値段についてはCPUなどは
市販されていないモデルを利用する場合があるため、
一概に比較することはできませんが、
サポートや付属ソフトのライセンスなど含めても
割安ということはないでしょう。
まとめ
自分の購入スタンスに合った方法で購入すればいいと思いますが、
一番ストレスが少ないのはBTOパソコンだと思います。
逆に何でも自分でやってみたければ自作、
わずらわしい思いをしたくなければ
メーカーのパソコンを利用するといいでしょう。